Windows で手軽に Mercurial の開発環境を作る
先週のPyfes中にVirtualbox上のCentOSでMercurialの開発環境を作っていたのですが、テストの実行に死ぬほど時間がかかる*1ので、方向を変えてWindows上に環境を作ることにしました。
MeruciralはHackable Mercurial for Windowsというパッケージを提供しているので、今回はそのパッケージを利用します。大体1時間くらいで環境が作成できます。
手順 1. MinGW/MSYS をインストール
Hackable Mercurial for WindowsはMSYS上でテストを実行します。そのため、MinGW/MSYS をインストールする必要があります。
- MinGW/MSYSのインストーラをダウンロードして取得して C:\MinGW にインストールします
- cmd.exeを起動し、次のコマンドで追加パッケージをインストールします
c:\MinGW\bin\mingw-get install msys-base msys-coreutils gcc c:\MinGW\bin\mingw-get install msys-rxvt msys-vim msys-wget msys-unzip msys-zip msys-openssh
ホームディレクトリの対応は次の通りです。
Widnows C:\MinGW\msys\1.0\home\takumi MinGW/MSYS /home/takumi
手順 2. Hackable Mercurial for Windows のアーカイブのダウンロードと展開
アーカイブのダウンロードしてホームディレクトリに展開します。
- Hackable Mercurial for Windows のアーカイブをMinGW/MSYSのホームディレクトリにダウンロード
- アーカイブを展開
手順 3. テストの実行
ここまでの手順でMercurialをテストする環境が整いました。テストを実行してみましょう。
1. cmd.exeからMinGWのrxvtを起動します。
c:\MinGW\msys\1.0\msys.bat --rxvt
2. rxvt上でhg-2.1/testsに移動してテストを実行します。
cd hg-2.1/tests export TMPDIR=C:/tmp PATH="`pwd`/../hg-python26:`pwd`/../:$PATH" ./run-tests.py -l