メタマジックゲーム

評判がよい本をついつい買ってしまうけど、評判どおり面白い。まだ2章しか読んでないけど、自己言及のパラドックスや自己言及分の作り方などはあまり考えたことがなかったのですごく新鮮に感じる。
ただ、ゲームとしての自己言及は面白いけど、それをなぜここまで深く扱うのかがわからない。導入部分では不完全性定理の説明として自己言及をあげ、自己言及を利用すればパラドックスが容易に作成できる、このパラドックスは公理系Sでは証明不可能といっている。(正しくは、パラドックスにニヤミスしているといっているだけだが。)
パラドックスとそのニヤミス(不完全性定理)から、ニヤミスしているものは証明不可能だから慎重に避ける方法を述べているのか?そのためにさまざまな例を出しているのだろうか?
第一章の後半では、自己言及そのものから自己言及の生成法に話が移っている。この生成法も不完全性定理と関連があるのだろうか。それ(不完全性定理)を理解するために、この生成法が助けになるのだろうか。ある種の問題解決に生成法が利用できたりするのだろうか。ぜんぜん身になっていない。

っていろいろ思いの丈を綴ってみたけど、三つ前の文で第一章と書いているのは自分は「I 錯綜としがらみ」のつもりで書いていた。また、二つ目の文の2章は「II センスと社会」だった。

つまり本当に一章しか記憶に残っていない。。。 ノミックは「おもしろいゲームのデザイン」で名前だけ覚えていたし、ノミックの項を読んだ記憶はあるけど、「I 錯綜としがらみ」との関連は覚えていなかった。ぜんぜん身になっていない。

三回以上読み返さないと著者の意図が理解出来なさそう。電車の中でうつらうつらしながら読んでいるもの、二順目以降はやめたほうがよいかも。。。